8日放送の「JUNK 山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)で、南海キャンディーズの山里亮太が、「27時間テレビ」でAKB48・渡辺麻友が頭を蹴られた騒動の舞台裏を明かした。

3日から4日に放送された「FNS 27時間テレビ 女子力全開2013」(フジテレビ系)内の「めちゃ×2イケてるッ!」では、加藤浩次がコント中に渡辺の頭を蹴る場面が流れた。この放送は反響を呼び、視聴していたファンから番組のTwitter「イマつぶ」に加藤への殺害予告ともとれる多数の意見が寄せられることに。この騒動を知ってか、渡辺は4日夜、自身のブログに「昨日の27時間テレビ、楽しかったー」「この夏の一番の思い出ができました」などと、フォローと思われるコメントを投稿している。

山里は同じ「27時間テレビ」の出演者として中継先の愛媛から、モニターで加藤と渡辺のやりとりを見ていた。AKBファンである山里は、始めは加藤に対して腹を立てていたものの、渡辺が蹴られた直後、番組がCMに入るとその考えを改めたという。

CM中、山里は映像を見ることはできないが、音声だけは中継を繋ぐイヤホンで聞いていたという。CMに入り、一番最初に聞こえてきたのが、渡辺が「ありがとうございます」とお礼を言っている声だったというのだ。

この「ありがとうございます」という言葉について、山里は「アイドルがぶん投げられて、顔蹴られて、それが『(バラエティ的に)おいしい』と思えて、『ありがとう』って言ってるその姿…」「あの天下のAKBがあんなことをされてる。それを受け入れて、そのあと衝撃の顔でバーンてCMにいくなんてカッコイイじゃん」と感想を述べ、渡辺の努力を絶賛している。

さらに山里は「(渡辺が)『バラエティとしておいしかった』って思ってるところを、カッコイイなって褒めてあげてほしいなって思って」とファンにも渡辺のバラエティに対する姿勢を評価するよう促している。

また「加藤さんを褒めろとかはないよ」と前置きしつつも、「(加藤の蹴りを)『単なる暴力だ!』なんて思ってる人がいたら、それは違うと認めないと、渡辺麻友ちゃんが言ってる『ありがとうございます』とかブログで『楽しかったです』っていうのが無駄になっちゃうから」と語り、加藤に批難だけを浴びせるファンに理解を求めている。