duet11

●主演ドラマ「戦う!書店ガール」の主題歌としてリリースされた「出逢いの続き」の発売記念ソロライブ。抽選で当たったラッキーなお客さんが続々とやってくる会場内は、開演直前に、まゆゆ本人による注意事項の生アナウンスが流れると、すでにライブが始まったかのような空間に。観客の声と呼応したよどみないアナウンスに拍手も。

●ステージの幕が上がると、紗幕の先にまゆゆのシルエットが浮かぶ。大歓声とともに、ファンの持つ超特大サイズのウレタン緒遠来とが7色に輝きながら大きくゆれると、紗幕が上がって、しっとり大人っぽい雰囲気のまゆゆが登場。1曲目は「出逢いの続き」。観客のまゆゆコールもすでにMAXだ。「いよいよ始まりました、「出逢いの続き」リリース記念プレミアムソロライブ! 6月に発売しまして…大変お待たせしました」と笑顔のまゆゆ。緊張しすぎてこの1週間腹痛に悩まされたそうだけど、「みなさんの待ってたぞという空気感がビンビン伝わってきています」と本番は元気で、ペンライトの輝きに感動しながらのトークを。「緊張をごまかそうとしていっぱいしゃべってます!」とテレ笑いすると、「がんばれ~!」と声援が。「ホント、みんなやさしいね。お母さんみたい(笑)」観客とのなごやかなやりとりもアリ。続けて、ファンのリクエストでセレクトしたリクエストコーナーへ。「キスのソナー音」を元気いっぱいに、「いつでもそばにいてあげる」は歌詞のひと言に思いを込めて、「最初のジャック」はカラフルな照明の中でポップに歌い上げると、「よかった~!間違えなかった(笑)」とホッとした表情に。「びっくりしないでね」と観客をドキドキさせる前振りののち「次が最後の曲です」と、思いもよらない驚きの展開で迎えたラストの局は、自信が出演している「Avail」のCMソングにもなっている「女の子なら」。客席に降りサインボールを投げながら、熱唱。「握手会より近いです(笑)」というくらいの距離に降り立ったまゆゆに、会場の老若男女が大興奮だったのだ。

●そして、アンコール。いままでのまゆゆのイメージを覆すようなロックな曲「紛らしている」をセクシーにけだるげに披露。白ベースの柄モノの衣装から一転、黒のワンピースに網タイツ姿で大人まゆゆを演出。「出逢いの続き」のカップリンクとして自分で選曲したということもあり、楽曲への思い入れも感じた。「ソロとしてもいろんな曲を歌って幅を広げていきたいです」とこれからの歌手活動への意気込み、そして「みなさんとこうして会えてうれしかったです。今回見た景色がみなさんの心の中にずっと残っていればいいなと思います」と素直な想いを語り、1時間弱のライブが終了した。前回よりもグッと大人なイメージで、進化しているまゆゆ。今後のソロライブ活動もますます楽しみなのだ。

●ライブを終えたばかりのまゆゆを直撃! 「ひさしぶりだったので、異常に緊張していたんですけど、お客さんが温かくて、やさしくて。本番はリラックスしてちゃんと歌えたし、ほぼ間違えずに1回目の公演を終えることができたので、ちょっと安心しています。今回、衣装は「出逢いの続き」のジャケットでも着ているものと、「紛らしている」を番組で歌ったときに着たものの2着用意したのですが、ガラッとイメージを変えたので、ギャップを楽しんでいただけていたら、うれしいです。会場は、家族連れの方が多かったように思いました。女性もお子さんもいたし、いろいろな世代のかたに来ていただけているなって実感しています。すごくうれしいですね」まずはライブ初回を終え、ホッとした笑顔が印象的だったのだ。

<近況>
このライブの準備のためにボイトレなど自主練していた以外だと、映画や舞台を見に行きました。映画は「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」をMX4Dで見ました。超迫力でおもしろかったのですが、原作を知らないまま行ったので想像していたよりかなり怖くて。人を食べてしまったり…しばらくの間、夜、眠れなくなるほどでした。舞台は主に宝塚を見ています。雪組公演にハマッていまして…宝塚熱がまた盛り上がってきているので、そこでいただいたエネルギーを仕事に活かしています(笑)。

(この記事は先月号の11月号のものです。)