AKB48の渡辺麻友が主演を務め、「桐島、部活やめるってよ」の喜安浩平が脚本を手がける連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」。同作の撮影に映画ナタリーが密着した。

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「サヨナラ、えなりくん」は、恋多き25歳の女性・桐山さおりを主人公としたラブコメディ。純愛を求めて婚活に励むさおりが、マザコンや浮気性のダメ男たちからひどい仕打ちを受け、ある特殊な能力を発揮するさまが描かれる。主題歌「守ってあげたくなる」も担当する渡辺がさおりに扮し、物語の鍵を握る存在・えなりくん役でえなりかずき、さおりと婚活パーティで何度も顔を合わせる女性・片栗役で上地春奈、さおりの友人・村ちゃんこと村木沢茂役で池田成志が出演している。


村ちゃんが店長を務める怪しげなバーを構築したセットで行われた撮影には、渡辺、えなり、池田が参加。クランクインから約2週間が経過しており、3人はリラックスした様子で談笑する。劇中でえなりが披露する特徴的なセリフを池田がまねし、そろって爆笑する場面も見られた。そんな仲睦まじい3人ではあるが、自らの出番が近付いてくると引き締まった表情に切り替わり、それぞれセリフの練習を開始。渡辺は1つひとつの動きをスタッフとともに確認しながら本番に備える。


さおりが村ちゃんのバーを訪れるシーンの収録で、渡辺の「そろそろ寿命ですか?」というセリフに対し、池田が「生きるわよ。まだ」と返答するなどコミカルなやり取りが展開すると、台本を読み内容を知っているスタッフからも思わず笑みがこぼれた。また「若かったのよ。あの頃の私は」という渡辺の言い回しに、監督の佐藤太から「もっとアンニュイな感じで」と指示が飛ぶ場面も。渡辺はすぐに佐藤の意図を理解したようで、表情に気だるさをにじませながらセリフを披露し、佐藤は納得したように深くうなずいた。

そして、さおりが特殊能力を発揮するシーンの撮影では、池田とのほほえましい掛け合い時とは一転。渡辺は鬼気迫るパフォーマンスを見せ付け、さおりのキャラクターを見事に演じ切った。

「サヨナラ、えなりくん」は、テレビ朝日にて4月30日に放送スタート。放送終了直後より、auの動画配信サービス・ビデオパスとテレ朝動画で配信される。なおビデオパスでは、放送終了後に本作のスピンオフ「残念くんに効くレシピ」も配信されるので、そちらもあわせてチェックしてほしい。

http://natalie.mu/eiga/news/230683
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